【NGT48】卒業した小越春花のアイドル人生を振り返る。大塚七海との思い出は?
2024.12.30 NGT48のえっさこいさRADIO
【大塚七海 小越春花】
卒業の実感
小越:ちょうど昨日から実感が湧いてきたところですね。それまで全くなかったんですけど。
大塚:きっかけあったの?
小越:昨日通常公演のラストで、昨日はクリスマスイブだったりもしたんですね。今録ってるのがクリスマスで。ちょうど私たち研究生公演の初日から6周年でもあったっていうのも、結構イベントごと盛りだくさんな昨日通常公演のラストを迎えたんですけど、公演もそうなんだけど楽屋でみんなでメイクとかしながらお弁当食べながら話してる時間が「この日常が最後なんだな」っていうのですごいじわんときて寂しくなりました。
大塚:私はあまり実感しないようにしてるんですよ。本気で嫌だ。
小越:なんか嬉しいんだよね(笑)
大塚:本当に嫌すぎて春花といるといつも通りちょっかいかけたりふざけたりしちゃうんですけど、SNSとかメールとかチャットで毎日SHOWROOMでも「いやだいやだ」言ってるんだ。
小越:そうなの?全然チェックしてなかったから分からなかった(笑)
大塚:私のTwitter見た?
小越:見てない!今から開いてみるね!
大塚:春花ってそういうところあるんだよなあ。
小越:違うの。流れてきたものは見るんだけどね。
大塚:石川旅行の卒業旅行の。
小越:このALT見てなかった!
大塚:隠れメッセージだから。
小越:ありがとう!
NGT48に入ろうとしたきっかけ
小越:NGTができるってビッグニュースが県内でぶわっと盛り上がっていて、その時になんとなく意識してたけど。私本人というよりは結構お母さんとかがノリで「いいじゃん」みたいな「入ったら?」みたいなの言って。でもその当時は年齢制限がまだ満たしてなかったから。
大塚:1期生オーディション?
小越:そう。だからちょっと気になる気持ちも自分的にはあったけどお母さんも「いけいけ」みたいな感じのノリだったところに受けられないっていうちゃんと年齢制限の理由があることにちょっとホッとしたりもしてたんだけど。
小越「1期生さんを見て入りたいって思って」
小越:年齢的にも「アイドルになりたい」って周りにそういう子がいなかったのもあったりでちょっと恥ずかしさがあったんですけど、でも2期生オーディションも今が今かとずっと待っていて、オーディション開催するってなった時は13歳の時だったんだけど、ママと一緒にお風呂に入ったんですけど。
大塚:可愛い(笑)
小越:そこですごい緊張しながら「受けたいんだ」って言ったのを覚えてます。でもずっとできた時から憧れでした。
大塚:じゃあ年齢がもっと上だったら未来が変わってたかもしれないね。
小越:それは考えるけど、でも2期生だったから受けたんだろうし合格できたんだろうしっていう、今それ以外の未来を考えられないぐらいすごい運命を感じてるんですよね。
ターニングポイント
小越:TDCコンサート。
大塚:2020年か。
小越:あの時多分初めて先輩も後輩もフラットにみたいな。
大塚:合宿やったね。
小越:本当につらかった(笑)
大塚:正直思い出したくないぐらいつらかった(笑)
小越:本当にこんなに行きたくないお仕事初めてっていうぐらい、生きて帰ってこれるのかっていうのも。
大塚:今思い出しても胸がキュッとするもん。
小越:私もそう。あまり思い出されないようにしてた記憶がする。2泊3日とかだったんですかね。歌とダンスといろんなことがあって、初めてそこまで嫌だ行きたくないってなったし結構怖かった。
大塚:わかる。もう限界かもって思った瞬間が結構あった。
小越:でもそれを経てグループがすごく固くなった。
大塚:当時の自分はつらかったけどあれがあったことによって今得られてる物ってすごいあるから。本当にやってよかったあってよかった。
2期生が初めての参加した表題曲は『シャーベットピンク』
小越:そこからNGTがまだ新しく動き出した感じがあって、プロモーション活動とかも含めてちゃんと今前に進めてるんだなって感覚があった期間でしたね。
大塚:初めてデモ音源が届いた時にすごい涙が出た。
小越:わかる!
大塚:シングル出せるんだというか参加できるんだってあの時は全員選抜だったね。
小越:急に連絡がグループLINEで送られてきたんだよね。「決まりました。これです」って。大焦りでスマホを開いて聴いてましたね。
卒業後考え始めた時期
小越「1つのきっかけはなくて、中井りかさんの卒業発表の時に」
小越:尊敬してる先輩であったりかさん、推しメンだったんですけど卒業されていくっていうので、りかさんが卒業されるから私もってそういうことではなくて、こうやって時代が移り変わっていくんだなっていうのを感じて。その頃多分3期生も入ってきて成長がすごい著しくてっていうタイミングだったりもしたので、りかさんがいなくなったNGTをこれから私が私たちがっていう気持ちもすごくあった反面、自分たちの時代を受け継ぐのは次の後輩で受け継ぐっていうところにちょっと意識が向いたというかそんな感じですかね。
小越「決意するまでは結構時間かかって」
小越:舞台とかに出させていただくことが何度かあった中でNGTに「久しぶり」って言って帰ってくることが多かったなって、公演とかも毎回毎回久しぶりになっていたりとか。
大塚:今年は特に。
小越:NGTの中とグループ外の世界を行ったり来たりする中で自分個人としてのことも考えたし、グループを見た時もすごく3期生が久しぶりに帰ってきた時にすごいたくましく、こんなに私も助けられる場面がたくさんあったりして。(本間)日陽さんもその後に卒業されて、そういう中でいろんなタイミングとか自分の気持ちとか色々重なった中で今かなみたいなのが決めた感じ。きっかけって言うと色々あるかもしれないですね。
大塚:私に卒業するって言ったっけ?
小越:言った言った!一番最初に言った!嘘でしょ?覚えてると思ってた!というか七海の口から話してくれるものだと思ってた!卒業を私が七海に言った日のことを、覚えてないってこと?
大塚:違うよ。そういう意味じゃなくて、ちゃんとはっきり言ってきてたか。
小越:迷ってる時も言った。
大塚:そうだよね。
小越:決めた時も言った。
大塚:結構迷ってる時から聞いてたから決意した時に言われたのはあまり覚えてなかった(笑)
小越「日陽さんの卒コンの昼夜の間に七海と……」
小越:二人きりになって言ったっていう結構ドラマチックなことを今思い出したんですけど、それを忘れたってこと?(笑)
大塚:今完全に蘇ってきましたよ!春花ずっとはっきり覚えててくれたのが嬉しいわ。
小越:今取り返そうとしてるのに必死でしょ?(笑)
大塚:違うんだよ(笑)。だって本当に人って悲しいこととかショックなこととかって意外と覚えてないことが多くて。
小越:まあまあ確かに。
大塚:私は止められなかったんですよ。
小越:引き止められた記憶はない。
大塚:そうなんだよ。
小越:でも七海は言うたびに「寂しい悲しい」っていうのを言ってくれてた気がする。でも「もうちょっといようよ」とは言われなかった。
大塚「本当は引き止めたかったけど昔から春花の言うことは否定したくなくて」
大塚:私は春花の考えてることとか思ってることをやりたいなって意思の強さがいつも本当に強いなって尊敬してて、それと同時にこの人は多分自分が決めたことを誰かに否定されても自分の意思を貫くだろうなっていう思いがあって。
小越:確かに。
大塚:だから止めなかったな。引き止められた?
小越:ううん。多分引き止められても引き止められなかっただろうけど、でもそれはすごいわかる。だから引き止められなくて寂しいとかは思わないしなんとなくそれは思ってた。私の気持ちを言って七海が私に言う言葉を結構選んでくれてるというか、きっと私がそこで七海の言葉によって踏みとどまったり悩んだりとかことをしないようにみたいなのをきっと考えてかけてくれてる言葉だった気がするなっていうのは感じてましたね。
大塚:そう思ってくれて嬉しいです。
NGTで一番嬉しかったことは?
小越:『今日は負けでもいい』
大塚:研究生時代に初めてもらった曲。
小越:もう1個思い出して!後で言うね(笑)
小越「AKBグループのリクアワで2位に」
小越:私たち1人の力じゃ成し得ないことだけどまさかみんなの力、研究生の今日負けに投票してくださったファンの方の皆さんの力であんな1000曲近くある中での2位って本当にすごいじゃん!自分たちでもびっくりしちゃうような結果で、それをこの景色を見せてくれたファンの方と一緒にその喜びを一緒に分かち合ったっていうあの瞬間は本当に幸せでしたね。
大塚:順位が発表された瞬間まだ覚えてるもん。みんなで泣きながらステージに出たもん。嬉しかったね。
大塚:もう1つは?
小越:朱鷺メッセに立てたこと。立てた時もそうだったけど立てるって発表された瞬間の喜びがありましたね。あの時は荻野由佳さんのコンサートということで私たちは連れて行っていただいたっていう感覚だったんですけど、立てるんですかみたいな嬉しかった。
大塚:大きかったね。あの景色も忘れられない。
小越:あの瞬間も幸せだったな。
お互いの出会い
大塚:第一印象はこれはずっと言ってるんですけど、オーディションで春花をパッと見たその瞬間から「この子がセンターになる子だ」って。
小越:本当ですか?(笑)
大塚:これは一生春花に信じてもらえない話なんですけどビビビッと、これは他の2期生メンバーにも話してたから。
小越:嬉しい。
大塚:それが第一印象。すごくやっぱり昔からオーラがあった。
小越:ありがとうございます。気持ちよく卒業ができそうです。
小越:私はオーディションの段階で七海を見かけてなかったんですけど。
大塚:待って待って?嘘でしょ?結構近くにいたんだけど?
小越:そうだよね。でも入ってから名簿が隣だったので。
大塚:大塚、小越ね。
小越:並びがあったのでそれで七海を拝見した形になったんですけどすごく頼もしいって。
小越「最初の自己紹介で七海はすごいハキハキしてた」
大塚:私は2期生の最初なんだよね。
小越:こういうのってお手本見せてくれる人がいないしわからないじゃないですか。でもちゃんと自己紹介を第一声からはっきり喋ったことによってこういう感じでやるんだなってその後に続いて「小越春花です」って言えたのは七海のおかげなんですよね。
小越:「小越」は学校の名簿順でも前になることが多かったから、これで一番になってしまってたら自己紹介からグダグダになってしまったと思ったから。
大塚:「大(おお)」の人がいてよかったね。
小越:よかった。当時から大人っぽかったですしね。17歳だっけ。自分が17歳になった年に考えてみた時に七海はめちゃめちゃ大人っぽかったなって、見た目ももちろんそうだけど喋る時の感じ、相槌かな。昔から小刻みに首を縦に振る感じ(笑)。聞き上手。
大塚:なら良かった。
小越:ここぞという時の欲しいところに深めのうなずきが入ってきたりとかすごく聞き上手な感じが。
大塚:確かに今小刻みにずっと揺れてるわ(笑)。春花はあまりやらないもんね。
小越:でもすごい話しやすい感じなんですよ。第一印象か分からないけどそういう印象がある。
大塚七海との思い出
小越:思い出はいっぱいあるんですよ。今結構景色に浮かんできたのは2人でタクシーの中で喋ってたこと。
大塚:ええー!?でもわかるな!
小越:わかってくれる?
大塚:私たちで仕事の移動中に深い話をするんですよ。
小越:あまり息を合わせてせーので深い話はしないというか、ふとした瞬間に。
大塚:ぽつりぽつりと話すみたいなね。
大塚:春花自身の未来の話とかこのグループの未来の話とかは全部移動中に、仕事の合間とか移動中にぽつりと二人で話してた気がする。
小越:でも初期の頃は完全に七海がお姉ちゃんで私が妹みたいな。私はあまり自分から話しかけに行かないタイプなんだけど結構ぼーっと突っ立ってることが多くて、そしたら七海がかまってくれるんですよ。
大塚:握手会の移動の飛行機で春花のことお世話をした記憶が今蘇ってきた。
小越:お世話?どっちが?いやいや、私が構ってあげてたんでしょ?
大塚:違いますよ!お世話してあげてた。
小越:……ちょっとその記憶はないですね(笑)
小越:初期の頃七海が「一緒にパンケーキを食べに行こう」って言ってくれたんですよ。
大塚:行ったね。
小越:本当に覚えてる?
大塚:あれそんなに初期だっけ?
小越:結構初期。
大塚:ビルボでしょ?覚えてるよ。
小越:確か七海が払ってくれたんですよ。
大塚:嘘でしょ?春花に払った記憶ない。
小越:だから完全に七海は私のお母さんみたいな感じだった初期の頃がありました。
大塚:初期はそうだったね。
大塚:春花とは一番泊まりの仕事が多かったじゃん。
小越:そうだっけ?
大塚:佐渡とか、それこそ石川に卒業旅行に行ったりとか、今パッと思い浮かんだのが『しそうでしないキス』のMV撮影で春花とホテルが一緒だったの。
小越:確かに。
大塚:今あの景色が思い浮かびました。
小越:握手会の時とかもさ。
大塚:なんだかんだホテルずっと一緒だったね。
小越:相部屋の時ってだいたい名簿順で。
大塚:だから結構ずっと一緒だったんだよ。
小越:そうだね!いるわ!視界の中に七海がいる。
大塚:ずっといたわ!
大塚「石川旅行の帰りに2人でお寿司屋に」
大塚:すごい並んでて2人で座って待ってたの。あの時に初めて春花に自分のこと今思ってることとか自分の未来のことを話したんですよ。あまり話したことがなかったから。すごい春花ってNGTを客観的に見て、自分のこともだしすごい未来のことを考えてくれてるのね。後輩のこととか。でも私の今思ってることとかこれからグループでやっていきたいこと、グループでの立場とかこうなりたいってことを話した時に春花がすごい肯定してくれて共感してくれて嬉しい言葉をいっぱいかけてくれて、だから私はもっと春花が卒業する前にいっぱい自分のことも話しておけばよかったなって実はちょっとその時後悔した。
小越:七海はそういうの人に話すのあまり話したくないのかなって思ってた。
大塚:私も本当に話せなかったから春花に初めてレベルで、人にメンバーに話して。自分の考えてることとか。
小越:でもずっと聞いてみたかったの。結構いっぱい私が話してて七海が聞き役で話を聞いてくれてたんですけど「七海は?」って聞く勇気がなかったりして。
大塚:しかも春花から聞いてくれたの。
小越:だからこのタイミングだって聞いたの覚えてますね。
大塚:並びながらね。
小越:お寿司まだかなってね(笑)
NGT48とは?
小越:親鳥です。
大塚:これまた初めての。
小越:卒業回だとここに過去の卒業メンバーの「一言で言うと何か」がずらっと並んでるので、じゃあここに私も名を刻むような。
大塚:小越「親鳥」って。
小越:ちょっとどうしようって思った(笑)
小越:本当にNGTに育ててもらった感じですね。もちろん楽しいことだけじゃないことも含めていろんなものをNGTから教えてもらったし、自分自身もこういう気持ちになるんだって新しい自分を発見できたのもここだったし、そこからひな時代は餌をもらってスクスクと育ってきましたがこの度私はそんな親鳥の元を離れて私も……親鳥になるのかな?最後にちょっとわかんないこと言っちゃいました(笑)
大塚:まだじゃない?(笑)
小越:とりあえず成虫ではないじゃん。何て言うの?鳥だから成鳥って言うの?
大塚:大きくなった鳥(笑)
小越:ちょっと大きくなった鳥として親元を離れて飛んでみるっていういま人生の中でも大きな決断をさせていただいたのでそういう気持ちで、でもねまた私もそのくらいNGTが私に与えてくれたように私も誰かに何かを与えられるような人になりたいなっていうのがあるのでNGTは私にとって親鳥のような存在です。
大塚:今理由を聞いたらめちゃくちゃいい言葉だなって。春花、大きくなって世界に羽ばたいてください!
小越:ありがとうございます!