【NGT48】卒業する真下華穂が三村妃乃と活動を振り返る「NGT48はスタート地点でした」
2024.06.24 NGT48のえっさこいさRADIO
【三村妃乃 真下華穂】

48グループに入ろうとしたきっかけ
真下「小学生の頃にAKBをテレビでも街でも見かけて」
真下:そこで見る大島優子さんだったり柏木由紀さんを見て私もこうやって可愛い衣装着てテレビで歌って踊りたいって思ったのが本当にきっかけですね。
三村:やっぱり世代がそうだもんね。
真下:ドンピシャだったので。ミュージックステーションのクリスマススペシャルの時にAKBを始めて見て「これがAKBか」って認識したの。でもその時に家族で一緒に見てたんだけどお父さんが「こういう子は小さい頃から芸能界に入ってる手が届かないものなんだよ」みたいなの言われたのすごい覚えてて、いいなって思ったた頃だったから「そうだよね」って思ってた。
三村:現実を知ったみたいな。
第3回ドラフト会議
真下:妃乃とはこのドラフト候補者時代からの友達と言うか。
三村:実際候補者時代は全然話してなかった。チームも違ったし。ただ『RIVER』の振り入れをしてる時に後ろの方で、斜め後ろの時に「ここどうなるかわからないですね」みたいな話をしたのが多分初めて。
真下:でもずっと妃乃のことはずっと知ってて。
三村:私はそこそこ目立ってたもんね。
真下:一番前の一番真ん中ですごい積極的にレッスンを受けてるすごい子だって、しかもおぎゆかさん(荻野由佳)が大好きで「おぎゆかさんみたいになるんだ!」って、今もあると思うんだけどそういう気持ちがより強い時だったからすごい子がNGT希望してるなって一目置いてた。何様って感じだけど。この子すごいなって思ってそこで初めてようやく話せたと思ってたの。
三村:私もオーディションの時にすごい前髪がアシメだなって見てたから(笑)
真下:前髪斜めだったからね。
三村:すごいキラキラしてたなって見てましたね。
真下:思い出と言うとやっぱりレッスンが大変だったなって。本当に人数が多いし初めて会う子達ばかりだからどういう子とかもわからないし、だけどチームとしていいパフォーマンスをするにはコミュニケーションを取らなきゃいけないとかで、だけど自分もダンスできないしみたいなすごい大変だった。
真下:ドラフトって動画サイトでドキュメンタリーみたいなのが上がってたからめちゃくちゃ見てたから、それが自分が受ける日が来ると思わなかったっていうのが、だからこれが動画で見てたやつだみたいなやつはすごいテンション上がりましたね。
三村:合宿のテレビ番組感はあったよね。
静岡から新潟に
真下:「新潟は寒いよ。雪が降るよ」みたいなのはすごい言われてて、でも別にそんな雪に抵抗がなかったから全然そんな気候とかは大丈夫だったんですけど、知らない土地過ぎて不安でしかなくて。妃乃とよく出かけてたよね。バスセンターのカレーとか引っ越した次の日に、次の日じゃないっけ?
三村:そうだっけ?一人暮らしを始めて不安でしかなくて、だからいつもくっついてたイメージはあるけど。
三村:それこそ新潟に引っ越してきて「これ出会って良かった」ってみんながよく言ってて、華穂も言ってたんだけどタレカツ丼。
真下:本当にそう!タレカツ丼はやばい!あれを知らずに向こう50年ぐらい生きてたと思うと、すごい本当に感動しました!
三村:そうね。
真下:レッスン終わりとかによくみんなで行ってタレカツ食べて長話して味噌汁おかわりして帰ってみたいな。
三村:懐かしい。
真下「蒲原まつり行ったよね」三村「そうだっけ?」
三村:覚えてねえ!
真下:(大塚)七海とかゆめゆな(曽我部優芽、對馬優菜子)とか。
三村:行ってない気がするんだよね。
真下:なんで?実家に帰ってたとか?
三村:帰ってないと思うけどわからないけど。蒲原まつり行ったっけ?記憶がなさすぎる。写真撮った?
真下:撮った。でもこれ行ってなかったら心配になる。
三村:何かあったんとちゃいます?その辺は本当にメンバー出会ったばっかりだったけど仲良く一緒にお祭りに行ったりとかご飯食べに行ったりとかしてたからね。
真下:……いるじゃん!
三村:写真見せて。
真下:動画見せますね。
三村:ええ?わー!記憶ねえ!そして若っか!
真下:引っ越してきてからは仲間がいたからあまり寂しいとかはなく、しかも割とというか仲良かったよね。あそこでより親睦が深まったなって感じがするからすごい希望に満ち溢れてすごくこれからの活動が楽しみだなって思った思い出記憶ですね。
卒業について
真下:やっぱり2年ぐらい前から卒業については、二十歳超えたぐらいからは年齢とかグループの立ち位置とか色々踏まえた上で卒業しようかなって気持ちはチラチラ考えてはいたけど、でも決断したのは去年の春ぐらいに。
三村:そうだわ。
真下:多分妃乃には去年の春より前から卒業の話とか将来についての話をお互いしてるじゃん。多分「決断した」って言ったのは春ぐらいだったかなって思う。
真下:きっかけはやっぱり一番は自分の力で生活していきたいという気持ちが強くて、親とかいろんな人からの力を借りて今は生きているので、だけど年齢も24歳、今年25歳になるのでここらで自分で。今もお金をいただいて生活はしてるけどもっと自立して頑張っていろんなことを考えて決めて生活していきたいなって気持ちが強かったのが一番のきっかけですね。
三村:もっと自立しなきゃって、大人だ。
三村「1年前にするって言われたけど延期して」
三村:「家族にも報告したんだよね」みたいな話を聞いたのが年明けとかで、その時はついにこの日が来たんだなって。やっぱ同期の中でも華穂と過ごす時間は長かったし一緒にいろんなものを共有してるから「はあ……」って感じではありましたね。でもずっと覚悟はしてたから特段やだやだ!絶対やだ!とかそういうぐずったりはしてないですけどついにだなっていうのがありますね。
真下:卒業発表した日も(藤崎)未夢は「やだ~!」って、まあ未夢にも言ってあったんだけどさ(笑)。でも未夢も「すごく寂しい」って感情をバンと出してくれてたんだけど、でも妃乃はその感情を一旦処理してくれてたから落ち着いて受け入れてくれて話をまとめてくれたりして卒業公演もそういう感じでいてくれたらなって。
三村:大丈夫だと思う。ちょっとわかんないけどね(笑)。一人で歌ってる時しくしく泣いてるかもしれないっていうタイプなので。
一番嬉しかったことは?
真下「2020年のリクアワで『今日は負けでもいい』が……」
真下:当時の研究生2期ドラ3で頂いてる楽曲なんですけど、それを2位を頂いた時。
三村:19年の時はもう少し低くて、ランクインはしてたけど。
真下:11位とかだった。その時はあの時はやっぱりすごく研究生みんな一丸となってみんなで頑張ってたっていう意識がすごく強くて、劇場公演とか本当にどれだけファンの方に楽しんでいただけるかっていうのをマネージャーさんも含めてみんなで一致団結して頑張っていた時期だったなって、それが2位という形でファンの皆様のおかげで披露できたのかなっていうのはすごく嬉しかったですね。
三村:懐かしい、色々詰まってますね。
真下:やっぱ全部の思い出に妃乃がいるから、6年間。
三村:ありがとう。嬉しい。
真下:だから寂しいですね。
お互いの第一印象
三村「やっぱりアシメだなって」
真下:そのおかげでオーディション受かったんだろうなって思ってる。
三村:2期生オーディションの話も「その前髪アシメに戻さないんですか」って言われてなかった?
真下:言われた!何で知ってるの?
三村:多分同じ。
真下:番号近いからね。
三村:同じグループとして面接みたいなの受けてたんだけど。
真下:言われた!なんで覚えてるの?すごい!
三村:私も今思い出した。だからそれが面白くて、そういうパッと見た印象みたいなのもあるんだよね。
【
2】真下:なんて答えてたか覚えてる?
三村:「学校で前髪の長さが厳しくて」みたいな話をしてたから、何て言ったんだろうね?
真下:あの時は学校の校則が厳しくて前髪が短くなきゃいけなかったので自分で切ったら失敗しちゃったっていう感じだったので、「いいなら戻します」みたいな感じだったよね。それをもうちょっとオーディションで緊張してる感じの私が言ったと思う。「戻した方がいいなら戻します」だったかな。
真下「妃乃はまさに赤い子、情熱の赤」
真下:超メラメラしてた。逆にすごい真面目ですごい絡みづらい子なのかと思ってた。
三村:第一印象とかだとよく言われるかも。
真下:やっぱり真面目委員長みたいな感じだからこんなくだけたようなオタクだと思わなかったよね。
三村:でも全然中身は変わってないのよ。だけどあの時は夢に向かってとにかくがむしゃらに頑張らなきゃいけないって思ってたから。
真下:それもめっちゃ素敵だし、今も素敵なんだけどそれがすごくいいなって思ってましたね。
三村:ドラフト3期生に落ちちゃって、本当にしっかりちゃんと話したのが落ちた後に私がすごく泣きじゃくってるのを華穂が隣で「大丈夫だよ」みたいな。ティッシュをくれてその時に心通わせた感じがする。
真下:そうね。
三村:まみむめもの3人はあそこで初めて。
真下:本当に初めて!
三村:実はドラフトの時自体は。
真下:あんまりね、人数多かったからね。
三村:優芽とはバスの中ね。私たちは出てすぐの椅子のところみたいな。
真下:その後私が泣いて、もらい泣きして大泣きして鼻血出して退場する(笑)。本当に超鼻血が出て、だからダンスの先生とかが「これからね」みたいなありがたい話をしてる時に私は聞いてないの。「先生の話聞けなかった!」って言いながらまた鼻血が出るみたいな。
三村:覚えてます。無事2期生に受かって良かったですよ。
三村妃乃との思い出
真下「第3回歌唱力の決勝に私は応援メンバーで行って」
真下:妃乃とずっといろんなことを共有して頑張ってきた中で妃乃の夢というか大舞台で何かを掴む瞬間に立ち会えたのはすごいメンバーとしても友達としてもすごく嬉しかったなっていうのはあって。
三村:私より泣いてたもんね(笑)
真下:普通にまみむめも公演の時とかもそうだし……カラオケに行ったなって思ったけど妃乃の妹とだったわ。
三村:間違えないでもらって(笑)。でもお母さんとのカラオケに急に呼ばれたことあったよね。
真下:そうだね!新潟に家族が来ててご飯を食べてママが「妃乃ちゃんの歌声を聞きたい」って「妃乃多分電話しても出ないよ」って言いながら妃乃が出て。
三村:呼ばれて「じゃあ行きます」って。多分去年とかだと思うから、もっと前じゃない?
真下:一昨年ぐらいじゃない?
三村:じゃあ行くかって思って行きました(笑)
真下:普通に東京とかでお出かけしたじゃん。新幹線に乗ってお出かけしたじゃん。結構遠いところまで行きましたよ。それもプライベートで出かけられたのもすごく楽しかったなって。泊りがけて旅行に行ったのは妃乃が初めてぐらいかもしれない。
三村「朱鷺メッセでの荻野由佳さん卒コンで」
三村:私たちは研究生ながらもすごい由佳さんによくしていただいてよく前の方で踊らせていただいてたんですけど、その写真を見返した時に隣によくいたの。
真下:シンメだったよね。
三村:歌割りが一緒だったりとかで初めての大きなコンサートで緊張してる中で隣に同期の華穂がしてくれたおかげでリラックスしていい意味でいつも通りで楽しめたなっていうのがありました。
真下:あの大舞台で妃乃とシンメで由佳ちゃんの卒業コンサートで踊れたっていうのはすごく嬉しいよね。
卒業後は引退
真下「この仕事は楽しくて、静岡や新潟でできそうなお仕事をって考えたけど」
真下:本当に色々考えたんですけど、でもやっぱり一旦芸能から離れた景色を見てみたいなって思ったんですよ。今年もう25歳なのでっていう話をしたけど、でもまだ25歳だなとも思ってて。アイドルとしての24歳はちょっとと言うか。
三村:お姉さんだよね。
真下:でも社会から見たらまだひよっこだから、例えば一般のお仕事をしてそれでも自分が伝えたいやりたいとかって思うんだったらまたそれはその時に考えようかなとも思うし、でも一人の女性としてすごく人生にいいことがあればそれはそれで……
三村:見聞を広めたい的なね。
真下:それですね!
三村:わかるよ。アイドルだけにとらわれちゃうとどうしても、人生いろんな経験をやった方がいいですからね。
三村:ファンの方的には「華穂ちゃんは続けると思ってた」みたいなのが今までで一番多かった気がする。すごい言われてたね。
真下:お仕事で関わる方にもすごくそう言っていただけるんですけど、そうやって言っていただけるうちに「もったいない」って言われながら去るのも。
三村:惜しまれながらというか。華穂が紡いでくれた外での関係性、いろんな方との繋がりみたいなものはこれからのNGTに引き継いで行って、とてもありがたいものだと思うので。
真下:繋がれていったらいいなと思ってます。
今後の夢
真下:自分で自分をハッピーにできるような人になりたい。グループにいる時は人と比べてすごくマイナスになってあまりまっすぐに物事を受け止められなかったんですよ。
三村:知ってます(笑)
真下:今とは環境が変わるからそういう自分とも一旦リセットさせて自分で自分を幸せにする、そしてグループにいた時に「まっしーがいてくれれば大丈夫だ」って安心してもらえることとかがすごくあったのでそれは社会に出ても「真下さんに任せれば大丈夫」とか「真下さんに任せたいな」って思ってもらえるようなそんな信頼される素敵な女性になりたいなって思ってます。それが私の夢です。
三村:素晴らしい!頑張ってください!
本当に頑張ったこと
三村:ごちゃでの課題を毎回泣きつかれたのを思い出して(笑)
真下:本当に妃乃に泣きついてた。本当に泣いてる時もあったもん。
三村:おしゃべり会の時に「私もうダメかもしれない」って言ったのめっちゃ覚えてる。けどなんだかんだいろんな人と関係を持ってちゃんと自分の立ち位置を作ってラジオでもそれが活かせてたのが本当にかっこいいなって思ってました。本当によく頑張ったよ。
真下:頑張ったよね。今卒業発表してから今まで自分がやってきてたことを素直に認められるというか、逆に卒業をちょっと認められるようになってきたから卒業できるなってなったと言うか。
三村:やりきったみたいだね。
真下:自分のことを認められたと。
NGT48とは?
真下:スタート地点でした。夢も叶えてもらった場所がNGTでそこから夢からの道がスタートしてて、またやりたいことを見つけてそこがまた目標に向かって頑張るスタート地点でもあったし、そこからまた卒業ということを決めて新しい道へ進んでいくというスタートだし、全てのスタート地点にNGTがあるなって思ったのでスタート地点にしました。
三村:いいね!そうだよね。
真下:めっちゃ考えました。2ヶ月ぐらいずっと考えてたんだけど本当に思いつかなくて、一言で表せられないって思って。
三村:そうだよね。
真下:また聞かれた時に10分ぐらい考えて思いついたというかこれだなってなったのがスタート地点でした。
三村:華穂が卒業を決めて前向きにいろんな話をしてくれるのが私は嬉しいです。いつもネガティブマンなので。
真下:湿きったしめしめの話しかしない(笑)。妃乃がポジティブに変換してくれても「いや違うし」って(笑)
三村:でもそういうNGT48をスタート地点と一番ポジティブに捉えて今言葉が聞けて私も安心しました。安心して見送ることができます。
真下:ありがとうございます!